あけましておめでとうございます。
ひさしぶりに書きにきました。2020、2021年とひとつも記事を書かなかったみたいでびっくりしています。2022年は少し暇になったので、ちょこちょこ書きたいなと思っています。
手始めに、2021年の読書記録をまとめていきます。
2021年に読んだ本は62冊。
忙しかったり体調が悪かったりであまり読めない時期もありましたが、自分的には結構読んでます。
2021年の読書メーター
読んだ本の数:62
読んだページ数:18553
ナイス数:4
2021年NO.1作品は、『宝石商リチャード氏の謎鑑定』シリーズ
やられました。3巻後半で物語が急に動いてからは一気でした。ハートウォーミングなお話でマンガっぽい読みごこち。ですが、ジェンダーとか諸々の差別、価値観なんかについても考えさせられます。美しさってなんだろう的な。
正直に言うと、文章表現?がなんだかぎこちない感じというか惜しさを感じました。これは自分が結構いい年なせいかもです。でもキャラがすごく魅力的。キャラを応援させる力もすごい。イギリス人の宝石商リチャードとアルバイトの正義くん。ふたりに幸せになってもらいたい一心で続きを読み進めました。
世界観も素敵で、宝石と紅茶のことも好きになりました。宝石展絶対行きたい。
2021年に読んだ本一覧
ここから、読んだ本62冊分のまとめです。
読書メーターのまとめ機能で読んだ本を表示できるので、そこに一言コメントを添えていこうかなと思います。読書メーター上で書いた感想も表示されるので、そのまま載せておきます。
A3! The Greatest Journey (ビーズログ文庫アリス)
読了日:01月01日 著者:トム
スマホゲーム『A3!』のノベライズ。読みやすくておもしろいんですよね。2020〜2021年またぎで第2部の4冊を読んでいました。
スマホ脳 (新潮新書)
読了日:01月06日 著者:アンデシュ・ハンセン
スマホ依存症なので戒めるために読みました。が、効果が続いたのは少しの間。定期的に読まないと危機感がなくなってしまう……。
バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)の感想
なんと言っても表紙がかっこいい本書。カトリック教会×ミステリーでワクワクする組み合わせ。しかし、敬虔な信者たちを描くのではなく、現実にはありえない奇跡を科学の力で否定していく。そうした上で、宗教のあり方を探っているところに好感が持てた。ラストがあっさりだったので肩透かしをくらった気分だったが、読了後しばらく経っても主人公コンビと怪しげな礼拝堂が目に浮かんでくる。まだシリーズは続いているようなので、今後奇跡は起こるのか、期待したい。
読了日:01月15日 著者:藤木 稟
絶対に挫折しない日本史 (新潮新書)の感想
「著者の主観が結構入っている」と聞き、そこに面白さを感じて手に取ったところ大正解。すごく読みやすくて驚いた。毒舌そうな人という印象だったが、リズミカルで小気味よく、例えのうまい文章を書く人だった。とは言え、やはりツッコミは多い。「日本史の教科書は一人の主人公がいるわけではないので、感情移入して読みにくい」とのことで、なるほどと思ったが、本書は古市さんという語り手が毒舌気味のツッコミを入れることで、面白く読めているのではないかと思った。サピエンス全史理解への補助にもなっていてありがたい。
読了日:01月22日 著者:古市 憲寿
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
読了日:02月04日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)の感想
情景描写も心理描写も丁寧なのに、なんとなく大事なところが抜けている感覚があって、ずっと読み心地の悪さを感じていた。細切れのエピソードを繋いでいる構成だからというのもあるが、登場人物の会話に、これもなんとなく言葉が足りない感覚があるのが大きかったように思う。丁寧な描写と相まって、そこにリアルさも感じた。あるようにあるだけなのが残酷で、読み終えた後も心地が良いとは言えなかった。
読了日:02月10日 著者:カズオ イシグロ
世界名画の旅 6 アメリカ編 (朝日文庫)
読了日:02月28日 著者:朝日新聞日曜版「世界名画の旅」取材班
御手洗潔のダンス (講談社文庫)
読了日:03月11日 著者:島田 荘司
宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)
読了日:04月18日 著者:辻村 七子
改訂完全版 毒を売る女 (河出文庫)
読了日:04月22日 著者:島田 荘司
短編集。表題作が感染症のお話なので、現実とリンクしてすごいこわかった。悪意を持って移そうとしてきます。
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福
読了日:05月09日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
読んでよかった本。宗教の話がインタラスティングでした。
宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る (集英社オレンジ文庫)
読了日:05月16日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン (集英社オレンジ文庫)
読了日:05月24日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ (集英社オレンジ文庫)
読了日:05月25日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット (集英社オレンジ文庫)
読了日:05月27日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト (集英社オレンジ文庫)
読了日:05月28日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海 (集英社オレンジ文庫)
読了日:06月05日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金の愛 (集英社オレンジ文庫)
読了日:06月06日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚 (集英社オレンジ文庫)
読了日:06月07日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀 (集英社オレンジ文庫)
読了日:06月08日 著者:辻村 七子,雪広 うたこ
宝石商リチャード氏の謎鑑定公式ファンブック エトランジェの宝石箱
読了日:06月16日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら (集英社オレンジ文庫)
読了日:06月21日 著者:辻村 七子,雪広 うたこ
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
読了日:07月01日 著者:スコット フィッツジェラルド
取材・執筆・推敲 書く人の教科書
読了日:07月10日 著者:古賀 史健
ちょっと書く仕事をしていた時に読みました。文章の元となる発言者の意図について、関係者と認識の相違があったときに悩みすぎて、こんなに悩むなら書く仕事向いてないなと思っていたのですが、人のために悩んで考えていいんだよ、と慰められているように感じて小説でもないのに涙が出ました。
ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型【WEB診断付き】
読了日:07月14日 著者:古野俊幸
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法
読了日:07月15日 著者:新井リオ
空中ブランコ
読了日:07月21日 著者:奥田 英朗
学生の頃読んでいたらよかっただろうなと思う。悩める学生が救われそうな本。
話すチカラ
読了日:07月26日 著者:齋藤 孝,安住 紳一郎
マンガでわかる 話すチカラ
読了日:07月27日 著者:齋藤 孝,安住 紳一郎
イン・ザ・プール
読了日:07月30日 著者:奥田 英朗
町長選挙
読了日:08月03日 著者:奥田 英朗
おもろい短編シリーズ。精神科行ったらまず注射されて、でも別にただのビタミン注射で、プラシーボ効果狙いだったりする。だいたいの人は本当にビタミン足りてないだろうし、体がよくなると心もよくなったりするから普通にいいのでは。いわゆる病むような悩みって認識ひとつでなくなったりするもので、それってプラシーボ効果に似てるのかもと思った。
自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義
読了日:08月07日 著者:ブライアン・R・リトル
やりすぎ 絶滅いきもの図鑑
読了日:08月15日 著者:
2021年は恐竜にハマりかけてたので楽しかった。他のシリーズも読みたい。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
読了日:08月22日 著者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
売れてるだけあっておもしろい。勉強になる。世界の貧困レベルの話がインタラスティング。
人は話し方が9割
読了日:08月24日 著者:永松 茂久
黒牢城
読了日:08月26日 著者:米澤 穂信
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
読了日:08月30日 著者:岸見 一郎,古賀 史健
人の悩みはほぼ人間関係だと書いてあり、まあそうだよな……と。
20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)
読了日:09月01日 著者:古賀 史健
リボルバー
読了日:09月05日 著者:原田 マハ
The Tale of Peter Rabbit
読了日:09月08日 著者:Beatrix Potter
英語の勉強で読みました。かわいいセットで図書館にあって全部欲しかった。
どこにお金をかけるかの話。軽と高級外車で衝突したときに、軽だったら……というエピソードが印象に残っています。
ガダラの豚
読了日:09月17日 著者:中島 らも
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
読了日:09月29日 著者:ジョン・ケープルズ
レキシントンの幽霊
読了日:10月01日 著者:村上 春樹
The Tale of Squirrel Nutkin (Peter Rabbit)
読了日:10月01日 著者:Beatrix Potter
恐怖の谷 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
読了日:10月06日 著者:アーサー・コナン・ドイル
書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜
読了日:10月13日 著者:いしかわ ゆき
よい!「書くのが好きだけど書けない」を書いてくれる。書くハードルが下がった。ので、今これを書いてます。
准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき (角川文庫)
読了日:10月19日 著者:澤村 御影
准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る (角川文庫)
読了日:10月24日 著者:澤村 御影
『准教授・高槻彰良の推察』シリーズは実写ドラマがおもしろかった……!都市伝説系民俗学ライトミステリみたいな感じで、そう簡単に怪異には出会えないお話です。
シャーロック・ホームズ最後の挨拶 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
読了日:11月02日 著者:アーサー・コナン・ドイル
綿矢りさのイメージが変わりました。普通に話してるときに口臭でランチに何を食べたのか当ててくる子がいたらどうしますか?人と少しずれているけれどおもしろくて良い子を描くのが上手だなと思いました。
ひらいて
読了日:11月09日 著者:綿矢 りさ
准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと (角川文庫)
読了日:11月15日 著者:澤村 御影
准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく (角川文庫)
読了日:11月30日 著者:澤村 御影
准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る (角川文庫)
読了日:12月08日 著者:澤村 御影
准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影 (角川文庫)
読了日:12月11日 著者:澤村 御影
准教授・高槻彰良の推察EX (角川文庫)
読了日:12月24日 著者:澤村 御影
透明な螺旋
読了日:12月25日 著者:東野 圭吾
最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業― (新潮新書)
読了日:12月26日 著者:アンデシュ・ハンセン
スマホをやめて体を動かす。それが一番の健康法。わかっちゃいるけど難しい。2022年はがんばりたい。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
読了日:12月29日 著者:ブレイディ みかこ
イギリスの学校事情や階級意識なんかを知ることができます。でも、イギリスよりもまずは日本の実情を知るべきなのかなと思った。日本の今の学校事情とか全然知らない。色んな意味で読んでよかった本。
店長がバカすぎて
読了日:12月30日 著者:早見和真
読書メーター
2021年の読書まとめ
今年も楽しい体験をさせてくれてありがとう本たち。母親が読書好きになった影響で、自分ではチョイスしないような本も読めました。が、結構好みに偏っているかなと思います。もっと世界を広げたいな。ずっと気になっている本もまだまだいっぱいある。2022年はスマホを捨てよ本を読もうの精神でいきたいです。
追記:2019年の記事でもスマホ云々言ってました。成長したい。