閑散記

ツイッターからこぼれた話。本、アニメ、ゲームの感想など。

薄桜鬼シリーズ備忘録的感想(ネタバレあり)

明日9月25日に発売する『薄桜鬼真改 風ノ章』を予約しました。

薄桜鬼 真改 風ノ章 - PS Vita
 

 そこで、今までのシリーズのちょっとした感想をまとめてみたいと思います。

 はじめて薄桜鬼をプレイした時は、まだ乙女ゲームを覚えたての頃でした。もともと新選組は好きだったのですが、司馬遼太郎浅田次郎の世界で生きていたので、歴史は「萌え」より「燃え」だと言い張り、友達に貸すからと言われてもかなり抵抗していました。

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

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壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

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 しかし、一度扉を開いてみたらそこから先は早かったですね。『薄桜鬼 〜新選組奇譚〜』『薄桜鬼 随想録』『新撰組 遊戯録』は友達に借り、『薄桜鬼 黎明録』は自分で購入してプレイしました。アニメや映画などは視聴していませんが、京都のはなの舞には行きました。無駄な抵抗はするもんじゃないです。

世の中いろんな新選組がいます。みんなちがって、みんないい。

ということで、本編である『薄桜鬼~新選組奇譚~』と『薄桜鬼 黎明録』の感想を、記憶を頼りに書いていきたいと思います。本当は振り返ってプレイしようかと思ったのですが、その仕事は『薄桜鬼 真改』にお任せした方が楽しそうです。

 

 薄桜鬼~新選組奇譚~

薄桜鬼 ポータブル(通常版) - PSP

薄桜鬼 ポータブル(通常版) - PSP

 

 ポータブルをプレイ。想像以上によく作られていてびっくりした記憶があります。もっと史実は無視されて、恋愛要素が強いと思っていました。原田左之助ルート以外号泣でした。
攻略順は、平助くん→斎藤さん→左之さん→沖田さん→土方さんだったと思います。

 

藤堂平助ルート

とにかく可愛いと思ってはじめにプレイしました。でも、よく考えたら羅刹になることが一番悲しい子でしたよね。知っていたはずなのになんではじめにプレイしちゃったんだろう。今になって思います。そして、山南さんの印象も最悪なところからはじまりました。

斎藤一ルート

長生きしたことを知っていたので、安心してプレイしました。もちろん悲しくはありましたが。ムッツリスケベというイメージが強いです。

原田左之助ルート

羅刹にならないルートも必要ですよね。幸せになってよかったです。「CERO C」の男と呼んでいました。泣かない。

沖田総司ルート

これ絶対悲しいやつじゃん…と思ってプレイしました。悲しかったです。沖田総司のイメージというと、昔は総じて、美少年だったようですが、最近は美少年(腹黒)が多いですよね。それでも、ここまでひねくれているのは珍しい。でも、ちゃんと沖田総司。CV森久保さんの株も上がりました。

土方歳三ルート

本命なので、最後にとっておきました。薄桜鬼が土方さんのことだったとは。通りで一作目のパッケージがかっこいいはずです。山南さんの株もだだ上がりでした。

薄桜鬼(通常版)

薄桜鬼(通常版)

 

風間千景ルート

 最初は彼の存在が許せなかったのですが、今では、なくてはならない男ですね。鬼ってなんだろうとか考えるのはいけないことでした。鬼が乙女ゲームの楽しさを教えてくれました。

まとめ

言い忘れていましたが、千鶴ちゃんがかわいいです。

 

 薄桜鬼 黎明録

薄桜鬼 黎明録 ポータブル (通常版) (特典なし) - PSP

薄桜鬼 黎明録 ポータブル (通常版) (特典なし) - PSP

 
ポータブルをプレイ。タイトル通り、新選組の黎明期のお話です。『薄桜鬼~新選組奇譚~』より前のストーリーですね。主人公が男になっていたので、ま、まさかアチラのゲームになったのかと心配したのですが、そんなことはあるはずもなく、これがまた最高な作品になっていました。賛否両論あるとは思いますが、大好きです。

攻略順は、斎藤さん→左之さん→小鈴→平助くん→沖田さん→土方さん。友達の助言に従いました。

 

斎藤一ルート

斎藤VS沖田ほんとおもしろいなwwwなんで試合が殴り合いに発展するんだよwww
しかも押さえつける係若干おかしいと思うんだよね

沖田
永倉&平助

斎藤
原田&土方

斎藤さんスッと押さえられちゃうじゃんww
もっと沖田さんに人員割いた方がよくない?

以上、当時のツイッターより抜粋。回想が相当おもしろかったです。

龍之介としては、絵師として応援してくれて、戦闘力もあげてもらって、ピンチに駆けつけてもらって、斎藤さまさまでした。ものすごい泣きました。

原田左之助ルート

安定の泣かないルート。恋の相談に乗ってもらえて楽しかったです。江戸で会えた時は本当に嬉しかった。

小鈴ルート

若干不完全燃焼でしたが、無事に逃げられてよかったです。京都のはなの舞では「小鈴の涙」というドリンクばかり頼みました。

藤堂平助ルート

また途中で気付きました。新選組史上最も羅刹になったことが悲しい人だったということに。黎明録からこの先の落差を思って泣きました。龍之介とは一番友達という感じでしたね。もさっと髪切ってくれてありがとう。

沖田総司ルート

まさに黎明録。沖田くんが悩んで苦しんで、新選組の「剣」になるお話です。つらかった。山南さんがいてくれよかったのか悪かったのか。つらいことだけど、よかったと思います。

土方歳三ルート

芹沢さん暗殺からの山崎の死が最高にクライマックスでした。龍之介として生きていると、近藤さんのように穏やかな土方さんなんて見たくないですね。最後は、千鶴ちゃんに持っていかれた感がちょっとあって、龍之介の無念がつらかったです。全体としては、まさか鬼の副長誕生ストーリーだとは思わなかったので、感無量でした。

芹沢鴨ルート

予想以上のストーリー。龍之介のめんどくさい喋り方とかちょっと変な声(ごめんなさい)もこのために誂えられたようにピッタリでした。悪役だった芹沢さんの大どんでん返しというか、謎がすべて解ける、まさに全クリ後の隠しルート。全米が泣いたと思います。芹沢さんの近藤さんのことはちゃんと「近藤君」って呼ぶところ好きでした。クリア後、龍之介から千鶴ちゃんにバトンタッチします、みたいな絵が流れてきて切なかったです。

そして、ぽっと出てきた鬼。絶叫しました。次に繋げるためには必要な枠だし、上手く介入させたと思いましたが、千鶴ちゃんとのエピソードはまじでお前関係ないだろと思いました(ごめんなさい)

まとめ

沖田さんと土方さんは黎明録感が強い2人で、沖田さんと平助くんは黎明録から先の流れがつらい2人。山南さんも変若水との関わりで変わっていってしまうので地味につらいです。平助くんルートで山南さんがやたら出てくるのも伏線ですよね、あれは。無印の平助くんルート本当にちょっとトラウマです。土方さんルートで浄化されましたが(物理的に)……。

黎明録は、本当によく作り込んだなと思いました。評判がそんなによくないのは、歴史色が強すぎて、もはや乙女ゲームではなくなってしまったからですよね。歴史やストーリーが好きで、恋愛要素をそこまで求めていないなら、とてもハマれる作品だと思います。 黎明録、無印と続けてプレイしてどっぷり浸りたい。

 

総まとめ

本当に簡単になってしまいましたが、思い出してみると『薄桜鬼 真改』への気持ちが昂ぶりますね。この2本を前提にストーリーを作り直したということで、ちょっと怖い気持ちもありますが、楽しみです。

このサムネに殺されて、予約を決めました。

早く届くといいな。