『大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒險-』のダウンロードコンテンツ「ランドストマガジン」第７号の感想です。
今回の「ショート・ショート」は、パット＆ローラ夫妻と、ジーナちゃあああん！
ブライヤーロードでのお話です。１シリングにまつわる事件が起こるのですが、最後に事の真相がかなり簡潔にまとめられていておもしろかったので、引用して書いていきたいと思います。
事件のタイトルは、コインの≪冒険≫でいいでしょうかね。
- ナルホドくんがアイリスちゃんに返すはずだったコインが
- ポーカーの一騎打ちでホームズくんへ
- ホームズくんはそれを“おこづかい”としてアイリスちゃんにあげるが、アイリスちゃんが道に落としてしまう
- 翌日パットが拾って
- ジーナちゃんがスって
- パット＆ローラ夫妻とジーナちゃんがコインをめぐり争っているところへ、ナルホドくんホームズくんアイリスちゃんが通りがかり、コインの血の跡を発見（お金を巻き上げられる悔しさに“歯がみ”で血を流したナルホドくんのものであると判明）
- ポーカーの一騎打ちでのホームズくんのイカサマがバレて勝負は無効（特殊なインクとメガネ使用）
- いったん最初の持ち主ナルホドくんの手に戻り
- 結局約束どおりアイリスちゃんにお支払いを（新しいハーブティー≪すさとちゃんブレンド≫の代金として）
- そして、アイリスちゃんはそのコインをポケットにしまうのでした
チャンチャンという効果音が付きそうなくらいキレイにまとまった事件でしたね。金は“天下のまわりもの”というお話でした。
ちなみに、ホームズくんがポーカーの一騎打ちで、ナルホドくんから全財産を巻き上げるのは「消えた競馬馬を探すより簡単」と言っていましたが、これは『シャーロック・ホームズの思い出』の中の「白銀号事件」というお話のネタで、白銀号（シルヴァーブレイズ）という馬のことだそうです。イカサマならば、簡単でしょうとも！
今回は、「楽曲」もジーナちゃあああん！ジーナちゃんの「イナタさと、活発さと、下町の強い心」をイメージしたとのことですが、「イナタさ」とは一体？と思い調べてみました。「イナタい」とは、関西のミュージシャンや音楽ファンの間で生まれた俗語で、「泥臭い」といったニュアンスで使われる言葉のようです。なるほど。田舎くさいが変化した感じなのでしょうか。
「映像」は今回２本あり、いつものコメンタリ－以外に「特別映像付録 音楽編」というものがありました。この方々が素敵なBGMを、と感激していたのですが、ずいぶん愉快な方々が作っているのですね。あえて言わせていただくと、楽しそうなおじさんたちでした。好きです。
それでは、最後になりますが、今回は「テーマ」の亜内うるせえという言葉で締めくくりたいと思います。うるせえｗｗｗｗ
