配信されてからずいぶん経ってしましたが、『大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒險-』のダウンロードコンテンツ「ランドストマガジン」第5号の感想を書いていきたいと思います。
今回は「図録」も「楽曲」も「音声」も亜双義の亜双義祭り!!!!
亜双義のテーマ曲は「亜双義一真~使命のサムライ」というタイトルだそうです。各話のラストに流れていましたよね。亜双義の「凛とした」姿が目に浮かぶような、印象に残る曲です。
亜双義ボイス集では、目に浮かぶだけではなく、亜双義のモーション付きで、ゆーきゃんこと中村悠一さんのボイスを堪能出来ます。クソイケメンボイスというやつですね。亜双義、なんてかっこいいんだ……!!
「ショート・ショート」は、倫敦の成歩堂法律相談所でのお話です。ナルホドくんが古道具屋さんでのお買い物という名の無駄遣いにハマってしまったらしく、スサトさんがちょっと怒り気味です。まるで、出来たお嫁さんです。良いことです。干からびた磯巾着とか天秤とか、珍妙なものばかり買ってきてしまうようなのですが、どうやら、ホームズくんの部屋を真似たいということでした。ホームズくんの部屋には事件を解決した時の記念品がいっぱいあるとのことで、その“いわくありげな”フンイキが欲しかったそうです。
ホームズくんの部屋にあるものとして挙げられたものたちは、またしても原作ネタのようなのですが、残念ながら分からなかったので、ちょっと調べてみました。
吹き矢
「四つの署名」に吹き矢の使い手がいるので、この吹き矢ですかね。吹き矢というか毒矢みたいです。
ねじれた金の台座のベリル
まず、「べリル」が分からなかったのですが、「緑柱石」という鉱物の宝石のことのようです。ということで、『シャーロック・ホームズの冒険』の中の「緑柱石の宝冠」というお話に出てくるものではないかと思います。
金縁の鼻眼鏡
『シャーロック・ホームズの帰還』の中の「金縁の鼻眼鏡」というお話のもので間違いないと思います。は、鼻眼鏡!?これだけなんかおかしくない!?とびっくりしたのですが、そのままのタイトルのお話があると知ってもっとびっくりしました。全然覚えていませんでした……気になります。
小さな蓄音盤と『ノーバリィ』というささやき声
『シャーロック・ホームズの思い出』の中の「黄色い顔」というお話で、ホームズは推理が外れ、このように反省したそうです。
「ねえ、ワトスン。もし、この先、僕が自分の力を過信したり、事件に対して相当の骨折りを惜しんだりするようなことがあったら、こっそり僕の耳に『ノーバリー』と囁いてくれたまえ。そうしてくれると非常に有難い」
この言葉の畜音盤だと思いますが、ナルホドくんが聴いた声はワトソンくんのものだったのか。どうなのか。調べてみたらとんでもないことが判明しましたね。
今回も、原作ネタに注目して感想を書いてみたのですが、知っているつもりで全く知らないということが痛感出来て良かったと思います。この原作ネタを知らなかったら、ただの平和な日常のお話というだけで終わっていましたが、ちょっとでも意味を知ったことで今とても切ない気持ちです。こんなにも印象が変わるなんてすごいですね。色々とモノを知らないと人生損します。今後のストーリー展開によっては、この『ノーバリィ』ネタ、本当にとんでもないことに……。続編をお待ちしております……。