閑散記

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「ランドストマガジン」特別号~第2号感想まとめ(ゲーム本編ネタバレあり)

大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』のダウンロードコンテンツ「ランドストマガジン」の感想です。

期間限定配信の特別号から、現在配信されている第1話、第2話までをまとめてみました。

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タイトル画面では「電信付録」となっているのがおもしろいところです。「ダウンロードコンテンツ」を漢字で表すと「電信付録」となるのですね。そんなところにもこだわりが感じられます。

 

特別号

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 こちらは、早期購入特典のようなものです。
無料ですが、「音声」ではナルホドくんの「異議あり」ボイスを聞けたり、「楽曲」ではナルホドくんのテーマ曲を聞けたりするので、かなり嬉しいです。
「ショート・ショート」では、これからこんな内容のものを配信していきますよという宣伝を、本編の法廷形式で紹介しています。亜双義が出ているので、喜んでいいやら悲しんでいいやら複雑な感情になりました。
 
 

第1号

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「ショート・ショート」は、本編第1話の後、被告人控室でのお話です。またしても亜双義が出ています。ありがとうございますと言ったらいいのやら何と言ったらいいのやらです。
どうやら、ナルホドくんと亜双義は「学生弁論大会」で仲良くなったようなのですが、そのきっかけがなんと早口言葉。亜双義は弁論のシメで盛大に噛み、早口言葉が趣味なナルホドくんに相当敗北感を覚えたようです。かわいい。それにしても、「低所得者層の老若男女」は本当に言えないです。仕方ない。
そんな亜双義のナルホドくんに対する第一印象は「目が泳ぎっぱなしのチョコザイなるヘナチョコ」だったそうです。意外と言う。
 
「映像」では、「大特別法廷2014」というイベントでしか公開されていないという映像を見ることが出来ます。とにかく「伊太利人のコック長」が気になって仕方がないお話でした。ホームズくんポンコツかわいい。
 
 

第2号

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「ショート・ショート」は、亜双義視点のお話です。第2話の事件が起こる前、アラクレイ号の壱等客室にて、亜双義とホームズくんは出会っていたようです。なんてこった……。
骨付きステーキ盗難事件の犯人を追うホームズくんが、亜双義の部屋のクローゼットを調べるためにやって来たのですが、結局はホームズくんも骨付きステーキを盗難した犯人だったとか。ポンコツかわいい。
そして、ナルホドくんも犯人。食事は亜双義とはんぶんこだったので、ひもじかったと供述。しかし、同じ量を食べているであろう亜双義も同じくひもじいはずで、ホームズくんとの会話中に腹の音が鳴る鳴る。それが恥ずかしかったと見えて、なぜこんな“はずかしめ”を受けなくては……みたいなことを言っていました。薄々気づいてはいたけど、キサマ、天然か。かわいい。
事件とは言いつつも、コミカルで、幸せなひととき……この時間がずっと続けばいいのに、と願わずにはいられませんでした。
心の中がてんやわんやで、こんな時どんな顔をしたらいいか分からないお話でしたが、おもしろかったので笑おうと思います。
 

ところで、本編をプレイしていた時もずっと思っていたのですが、改めて「学ラン」がかっこいいということをお伝えしておきたいです。
リアルの世界ではそんなことは思ったこともないで、おそらくこの時代の「学ラン」をかっこいいと感じるのだと思います。
明治という時代は、まだ開国以前の名残もあったと思うのですが、現代よりも海外に対しての意識が高いように思うのです。詳しいことは分かりませんが、積極的に西洋文化を取り入れている時代だからなのか、そういう印象があります。その文化の混ざり合った時代の雰囲気が2人の「学ラン」姿に表れているような気がして、たまらなく好きなのです。
 

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特に、亜双義とナルホドくんの胸を張ったポーズが一番好きです。なんというか、武士っぽさを感じるところが好きなのだと思います。背筋を伸ばして手を後ろに回すのは、堅苦しいですが、良いところの武家の子というイメージがします。でも、「学ラン」という洋服で身を包み、英語や司法を学ぶ。上手く言えないですが、このような和と洋、古と新が混ざり合った雰囲気が好きなのだと思います。
 

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「学ラン」に「刀」という格好もその混ざり合った時代の雰囲気を表していると思います。ナルホドくんが亜双義から刀を継承した時は、本当に悲しかったですが、とても感動しました。「刀は魂」と亜双義もナルホドくんも言っていましたが、それを継承することで、意思を継ぐということに命を懸ける重みを感じられます。服装ひとつでも、考え込まれて作られていることが分かりますね。
 
また、言葉使いについても「~~であります」という軍隊のような言葉や、ナルホドくんがよく言う「かしら」「かしらん」という言葉もその時代を表すものだったと記憶しています。それに加えて、「レストラン」のような西洋の言葉も混ざってきています。
明治という時代はおもしろいですね。ハマりそうなので、これを機にちゃんと調べてみたいです。
 
大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- - 3DS

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